スイーツヲタも喜ぶシーズン到来。
なんのシーズンかって、モンブランです
通年安定した味で提供するパティスリーもありますが、この時季限定のところもあるので、やはりモンブラン好きとしては、秋は嬉しい季節ですね。
とうことで、週末は友人が主催する『悶ぶらん』の会へ参加してきました。
会のタイトルのとおり、身もだえするほど美味しいモンブランをたくさん食べるというものです。
13種のモンブランを食べ比べしましたが、さすがに私でも、後半かなりヘビーになってきます。
で、結論からいいますと、私は世田谷「プレジール」のモンブランが一番好きです。
そして今回13種類いただきましたが、一位の座は動きませんでした
また、今回初めていただいて気に入ったのは「エーグルドゥース」のものです。
以下はいただいた商品一覧です。
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1.エーグルドゥース トルシュ・オー・マロン530円
2.ナッシュ・カッツェ モンブラン480円
3.プレジール モンブラン480円
4.イナムラ ショウゾウ 羽衣モンブラン700円
5.パティスリーSATSUKI スーパーモンブラン1,575円
6.タダシ ヤナギ 和栗のモンブラン525円
7.リリエンベルグ モンブラン600円
8.ラ・プレシューズ 和栗のモンブラン520円
9.アンジェリーナ モンブラン デミサイズ473円
10.鎌倉五郎 小波882円
11.ソルレヴァンテ モンテビアンコ472円
12.オーボンヴュータン モン・ブラン350円
13.ベルグの4月 アントルメグラッセ-モンブラン2,400円
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では、個別でご紹介します
●エーグルドゥース トルシュ・オー・マロン530円
栗:フランス産・冷凍
購入して一時間以内の制限あり。
今回二番目に気に入ったのがこちらです。
1時間以内に食べるよう制限があるだけあって、マロンペーストはハラハラとしていて、フォークを入れるとマロンの雪崩が起きます。生クリームとメレンゲのバランスもよかったです。
●イナムラ ショウゾウ 羽衣モンブラン700円
販売時季が11日間と短期間で、10月31日(日)までです!
購入される方は電話予約してから行かれる事をオススメします。
会で人気が高かったのがこちらです。
ガーゼに大切に包まれていて、ただならぬ高級感・品を放っています。
ガーゼを解くとこのように、栗の形をイメージしたようなモンブランが。
構成は土台がないのが珍しく、マロンペーストで栗と生クリームが包まれています。
●ナッシュ・カッツェ モンブラン480円
栗:岩間産
購入して一時間以内の制限あり。
箱を空けたとたん、マロンペーストの香がたって、素晴らしかった一品です。
マロンペーストの味わいも、栗の素材自体の味わいが際立っているものでした。
ただ、メレンゲの食感がねっちりしすぎていて、全体のバランスが少し悪かったです。
後もう少しの改良?で、トップクラスに躍り出る感じがします。
●プレジール モンブラン480円
栗:愛媛産、和三盆を使用。
こちらが私の一番お気に入りのモンブランです。
オーダーを受けてから絞るマロンペーストはふわっふわに空気を含ませた状態に。
そのマロンペーストのふんわりかんに負けないくらい、生クリームは軽くて、メレンゲも繊細なので、バランスもいいです。
フォークを入れたときの軽い感触が、食感にも伝わり、あっという間に食べ終わってしまうモンブランです。
●タダシ ヤナギ 和栗のモンブラン525円
栗:熊本
マロンペーストの色合いがとても珍しいタイプで、黄色味が強い色合いです。
ペーストは水分を含んでいる感じで、とてもしっとりした舌触り。
土台はタルト生地で、ボソボソとしているのが好みと違いました。
●ラ・プレシューズ 和栗のモンブラン520円
栗:三田、湖梅園、丹沢
モンブランの販売は9月から翌年1月まで。
そのときの状況に応じてか、期間中使用する栗の種類が変わるようです。
ラ・プレシューズといえばモンブラン、モンブランといえばラ・プレシューズというくらい、スイーツ好きの間では有名で、トータルバランスのいいモンブランだと思います。
●パティスリーSATSUKI スーパーモンブラン1,575円
栗:三田産、丹沢、銀寄、人丸
会で一番お高かったのがこちらです。
その分サイズも大きいのですが、とにかくお金をどぶに捨てた気分にさせられた一品でした。
構成は土台から
タルト、マロン生地、あんこのジュレ、わらび餅、生クリーム、栗、マロンペーストとなっています。
和を意識した構成ですが、わらび餅もあんこのジュレも美味しくないですし、トータルバランスで見ても悪いという。マロンペーストは美味しかったので、もったいない作品です。
渾身というよりは、シェフが遊び心で作ってみた一品、という感じでしょうか?
●リリエンベルグ モンブラン600円
栗:和栗
憧れのリリエンベルグのモンブラン。
一日1000食も売れるという人気の商品で、お店の建物の可愛らしさでも有名です。
今回はじめていただく事が出来たのですが、期待が高すぎたせいか、特に感動もなくいたって普通の印象でした。また、土台がスポンジだったのですが、これが好みとまったく違いました。
●アンジェリーナ モンブラン デミサイズ473円
栗:フランス産ペースト
グルマンはこちらのモンブランをバカにする傾向がありますが、私は大好きです。
どっしり、ねっとりしたマロンペーストと、乳臭さのある生クリーム、そしてあま~いメレンゲ、バランスは取れているし、モンブランを思いっきり堪能した気持ちにさせてくれます。
ただ、パリでは数年前からレシピが改良されていたのですが、いよいよ今年から日本でもパリのレシピに統一され、以前のような脳天に響くような甘さ、インパクトが弱くなりました。
私としては、以前の方が好みですが、新作の方がより多くの方に受け入れられそうです。
新作が出たときに試食にオジャマしたのですが、そのときの記事はこちら です。
●オーボンヴュータン モン・ブラン350円
栗:フランス産ペースト
こちらのマロンペーストは色味が白っぽくて面白いですね。
生クリームとマロンペーストが口解けのいいタイプで、土台はぼそぼそとしたタルト生地。
せっかくの口解けのいいマロンペーストにタルトの食感があわず、邪魔に感じる気がしました。
構成としては
タルト、洋酒のきいたマロンペースト、生クリーム、マロンペースト
です。
●鎌倉五郎 小波882円
一口サイズのモンブランが詰め合わせになっているタイプです。
洋酒が入っていました。
こちらはかなりイマイチでした。
アンジェリーナもミニサイズを出していますが、そちらもイマイチですし、やはり、最低限のポーションがないと、バランス的にもムリがあるのでしょうか。
●ソルレヴァンテ モンテビアンコ472円
栗:ピエモンテ産
モンブランはフランス語で「白い山」という意味ですが、イタリア語では「モンテビアンコ」になります。
こちらは逆モンブランというかんじですね。
構成が、チョコ生地のタルト、チョコのマロンペースト、生クリームとなっています。
モンブランというより、別の立ち位置のケーキという印象で、生クリームの口解けの良さが印象的です。
●ベルグの4月 アントルメグラッセ-モンブラン2,400円
これは、、、、一体なんの塊でしょう!
といったビジュアルですが、モンブランのアイスケーキです。
ベルグの4月の良さはお味というよりもアイスケーキのビジュアルの可愛さにあると思うので、これだとあまり良さが出し切れていないような気がしますね。
同時に食べ比べると、夫々のいい点も、悪い点も普段よりも際立ちますね。
主催者の完璧な仕切りで、とても楽しくモンブランを身悶えするほど食べる事ができました。
ありがとうございました